メニエール病とは何か|難聴になる可能性も

過剰な内リンパ液

女性

十分な休息も治療の一つ

メニエール病は耳の中の器官(内耳)の異常により起こる病です。症状の一つにめまいがありますが、脳ではなく内耳の問題を原因としためまいがあることをフランスの医師、メニエールが初めて発見したためこの名が付けられました。めまいはぐるぐると回転するような激しいものであり、数分から人によっては数時間も続きます。また耳鳴りや耳閉感、低音性の難聴などを伴うこともあります。メニエール病の原因は内耳を満たすリンパ液の一つ、内リンパ液が増えすぎることによる内耳のむくみだと言われています。さらにそのような状態は過度のストレスや過労が引き起こすと考えられています。そのため治療の一環として生活のリズムを整えることや十分な休息も勧められます。

回転性のめまい

鼓膜のさらに奥には三半規管と呼ばれる、3つの細長い半円のような組織で成り立つ部分や蝸牛という渦を巻いたような部分も存在します。三半規管は回転運動を、蝸牛は音をとらえその情報を脳に送ります。内リンパ液が増え過ぎてそれらが圧迫を受けることを原因として、センサーとしての機能に乱れが生じます。そのためメニエール病には症状として回転性のめまいや難聴などがあらわれるのです。また回転性のめまいはメニエール病の他にも、例えば良性発作性頭位めまい症においてもあらわれます。三半規管が受け持つのは回転運動ですが、内耳の中には耳石器という直線運動を情報として受け取る部分もあります。その耳石が頭への衝撃や加齢により少し欠けることがあり、そのかけらが三半規管に入り込むことを原因としてめまいが起きるのです。この場合、頭を特定の位置に傾けた時にだけめまいが起きることが特徴です。